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紳士協定布いてます

第10章 ダイの素顔

「連休中ね・・・、兄貴と姫と先輩とでお出かけしたらしい。
--豪雨の晩、外泊だったし。」


「ええええぇぇぇぇぇぇ---!?」



「・・・・・。」


三枝の叫び声に慶矩は耳を塞ぎ、体育館中の視線が集まる。



「・・・あ、す、スミマセンデシタァ--!」


三枝はガバッと頭を下げる。




三枝がショックなのか俯いたまま呟く。


「圭先輩って、節操なし・・・。」

「今更。」

「でも、マドンナや姫まで・・・。」

「はぁ?」



三枝は魂が抜けたようにぶつぶつ言いながらコートへ戻って行った。




「アイツ・・・、男同志でもヘーキなんだ。
ダイに気を付けるように云っとこ。」






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