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紳士協定布いてます

第17章 憂悶

泰弘が一段と気持ち悪そうな表情で抗う。


「気持ち悪いって・・・何だよ。恋人ならベタベタしたっていいだろぉ?」

「---・・・ばっ馬鹿。シーツに・・・精・・・液が・・・」

「・・・は?」

「今ので背中までベタベタ・・・気持ち悪い・・・」


 泰弘の腕を引っ張って起こすと、シーツにたっぷりと泰弘が放ったものが染みを作っていた。


「・・・あ、そう。泰弘も気持ち良かったんだぁ」

「・・・・・・」


 真っ赤になった泰弘に、圭一はニヤリと笑って口づけ、耳元で囁いた。


「今度からこの体位にしよう」

「馬鹿ッーーー!!」


 いちいち照れて強がりを言う可愛い恋人を、力いっぱい抱きしめ囁いた。


「好きだ、もっとベタベタしようぜ」


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