
妖狐×僕SS 短編集☆
第7章 おでかけしましょう
「わーい!よーろっぱ!ペンギン!」
と、はしゃぐ ちのちゃん。
「ヨーロッパにペンギンはいないわよ。」
と、博識なオカマがちのちゃんを一蹴し
「私達は行かないわ。妖館に誰か残っていないといけないでしょう。」
と、去っていった。
「え~、残念...。てゆうことは四人は残り組だね」
そんな事を呟きながらメモをする残夏の周りはしんとしていた。
野ばらちゃんさえも黙っているなんて。
...ここは私が動くしか...ないよね
「ねぇ残夏! ホントにヨーロッパ?」
と、聞くと彼はにっこりして
「もちろーん♡ セラたんはボクと一緒にいれば大丈夫だからねっ♪」
「え、あ、はい。...え?皆で行くんでしょ?」
「はーい、今回は特別ルール! ペアを決めて、そのペアで! ヨーロッパ旅行してもらいま~す。 だからセラたんは一緒~♡」
それを聞いてテンションがあがる人が
「そうなの?!じゃあカルタちゃん、私と組みましょ♡ お姉さんがヨーロッパの歩き方からなにまで全部、教えてあげるわっ」
まず一人。
「なっ、何言ってんだよ! カルタは俺とまわんだよ!」
「はっはっはっ! 私は許嫁殿と行kっ...「何かおっしゃいましたか?」
「ヨーロッパかぁ。風強くないといいなぁ。」
「新しいコーヒー豆を入手出来るかもしれないな...。研究道具は持っていこう」
と、続々と乗り気になったところで
この旅行が決定した。
「...巨大ピザ・ヨーロッパ名物のせ...」
カルタはすでに夢の中だった。
