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妖狐×僕SS 短編集☆

第4章 まったりと




おっさん系女子...ねぇ



「なあ、セラ。おっさん系女子、知ってるか?」

「何が言いたいの?」


がっつり睨まれました。







「あー、ツイッターで見たのかぁ。まぁ確かに自分でも思ったけどさ。あ、これ、アタシじゃんって」



携帯を俺から取り上げて[おっさん系女子]を眺めるセラ


...もったいないよなぁ、とか思う


セラはちゃんとしてれば美人なのに
部屋だとコレだもんなぁ

ダボダボのTシャツにハーフパンツ
髪は寝癖のままでボサボサ
あぐら座り...

てゆうかTシャツ、俺のなんですけど


「セラさぁ、もっときちんとしよー、とか思うことあるの?」

そう言うとポカンとした顔を向けられる
それからふいっとそっぽを向き
俺から離れた


ん?俺、まずいこと言いました?


「...連勝、いや? こんなめんどくさがりの女は」


あ。そうゆうこと。...気にしてるんだ。


俺はセラをぎゅーっと抱きしめた

「ごめんごめん。嫌じゃないよ。嫌だったら付き合わないでしょ」

回した腕にセラは少し噛み付いて
それから俺に寄りかかってくる

「セラがしっかり者だったら俺は落ち着けるところがなくなるしね。きっと。」


そうだよなぁ、
セラのおかげで毎日、平和だし楽しいし。

あー、良かった。


「俺は幸せもんだよ。」

お前が一緒に居てくれるから、さ。











(...ご飯何にしようね

(カップラで良いじゃん

(手抜きだね

(良いんだよ。セラともう少し、このままでいたい

(...そだね。アタシもだ





end.

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