デュラララ!! 短編集☆
第3章 俺は天使に恋をした
「臨也さんっ!」
あー、また来たよ。
俺にとってこの子は眩しすぎる。
どこで出会ったのかは覚えていない。
ただ、いつの間にか知り合いになって、あの子は俺につきまとうようになった。
俺も嫌いじゃなかった。でも、この純粋な笑顔をみると、[俺とは住む世界が違う]と思った。
「臨也さん、今日はどちらへ?」
「池袋に情報収集に行こうかなぁ」
情報収集。
そう言えば大抵、彼女はついてくる。
少しでも彼女のそばにいたい
彼女の笑顔を見たい
声を聞いていたい
そんな事を言ったら天罰をくらうだろうか
天罰なんて俺らしく無い
俺は天使に恋をした
end.