テキストサイズ

0874545

第1章 働きはじめたワケ


カーテンから薄明るく光が入ってる

朝から電話が鳴った。

重たいまぶたを手でこすりながら

スマホの画面を見た。

お店からの電話だ。

「おはようございますzzz...」

『すいません、朝早くからf^_^;』

このペコペコ謝るのは新入りのボーイだ。

「今日は夜8時出勤ですよ。

昨日ラストまでいて帰ったの2時ですよ。

まだ寝てから2時間も寝てないんですよ。」

とちょっと機嫌悪く言ってみた。

ちょっと威圧を感じたのか

『すいません、僕も悪いと思ったんですが...』

なにか言おうとしてた瞬間、

受話器の向こうからガチャっと音がした。

『おはよう。希空(のあ)ちゃん。

今日8時入りを6時入りにして。

今日のお給料にちょっと付けるから。』

店長の声だ。

店長の命令だから断れないし、

たぶん、だれか出勤やめたんだな。

まぁ、早出の手当てもらえるから

こっちとしたらいいけど。

「わかりました6時ですね。

じゃあ、5時30分に迎えお願いします。」

『りょーかい。

5時に電話入れるね。

じゃあ。』

電話が切れたと思ったら、

店長の怒鳴り声が聞こえてきた。

『女の子ちょっと早出させるぐらい

はっきり言え。だからナメられるんだ!』

ドンっ!

机を叩く音がして、

慌てて電話を切った。

たぶんあのコ怒られたんだ。

あと、6時間寝れる。

重たいまぶたがまた落ちていった...

ストーリーメニュー

TOPTOPへ