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第8章 懐かしい匂い

菜々は年末年始

仕事を2週間休みをもらって

実家に帰省中だ。

特に帰ったからってなにかする事もなく

ただただ、ボケーっと過ごしていた。

実家に戻ってから5日目。

実家の母親から邪魔だから

どこかに遊びに行きなさいと言われ、

渋々、故郷の街を行く当てもなく

散歩しに出た。

実家からすぐにある

春には満開の桜並木を歩いて

昔あそんだ神社の前を通り過ぎ

最寄りの駅前まで歩いて来た。

菜々はそのまま電車に乗り、

とある駅で降りた。

菜々には懐かしい場所だ。

そのまま、記憶を辿り

歩いていくと

とある建物の前に着いた。

ここは菜々が初恋であり、

初めて彼氏のマンションだ。

菜々はこの彼氏に初めてを捧げたのだが

お互いの為に別れた

甘酸っぱい思い出場所だ。

ここにはたくさんの思い出に溢れ

いまだに未練すら残っている。

もう一度彼に会いたい。

そんな時、

住人の誰かが戻ってきた。

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