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第5章 ♂×♀=♥︎

ある仕事帰り、

菜々と架純は例の居酒屋で

飲み明かしていた。

そこで架純が菜々に

『そう言えば、菜々さん

今年の夏は海行きました?』

「ううん。

今年は海には行かなかったけど、

プールは高校の同級生と

行ったよ。」

『うらやましいですね。

わたし、水着買ったのに

1回も行けなかったから

買ったのもったいないなぁって。』

そんな話をしていて

あの日の事を思い出していた。

話はさかのぼるが

まだ、蒸し暑い8月のある日の事

菜々は久しぶりにウキウキ

していた。

念入りにメイクして、

家を出た。

今日は休みだ。

菜々は駅前の広場で

待ち合わせをしていて

現れたのは愛李だった。

『菜々お待たせ。

じゃあ、行こっか。』

今日は愛李と地元を離れて

こっちにいる仲間数人で

遊ぶ約束をしていたのだ。

2人は仲間と合流する為に

電車に乗り

合流場所に着いた。

そこに居たのは

あかね、舞の女の子2人と

ケンジ、ヤスシの凸凹コンビもいた。

ケ『おう、こっちこっち。』

あ『菜々またキレイになってる。

うらやましいな。』

ヤ『おめえら遅いぞ。』

菜「ごめん。ごめん。

じゃあ、行きましょうか。」

今日は6人でプールに行く事に

なっていた。

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