
疼くカラダ
第2章 セフレ
舌を絡めたキスをされ、更に快感の波が押し寄せる。
「ううっ…………はぁ…ハァ…ハァ」
唸り声をあげたあと、翔平くんが大きく息をしている。
そして、あたしの口に頬に首筋にとキスをする。
「桜……間に合わなかった…」
なんだか申し訳なさそうに、翔平くんが言う。
「…え?」
「中出しした」
「えっ。そんな、困るよ!!」
「大丈夫、大丈夫。次からゴムつけるから」
「妊娠したらどうしよう!ねぇっ、翔平くん」
「桜と俺の子なら、間違いなくイケメンだろ」
冗談っぽく言う翔平くんに、イライラしてきた。
「ひどいよっ、どうして…」
「生、超きもちーんだよ。他の女は嫌がるけど、桜なら許してくれるよな。だって、お前俺のこと好きなんだろ?」
あたしの気持ち…
知ってたの?
「もっかい…しよ。桜としてると、他の女のときより興奮する」
腕を強引に後ろ手にされ、今度はうつ伏せに寝かされた。
「四つん這いになれ」
翔平くんの命令口調に、もう従うしかないあたし。
嫌だと言いながらも、
あたしはもう、翔平くんの奴隷だ。
