
君の笑顔をーー
第45章 球技大会は波乱の幕開け⁉︎
「ちょ‼︎ちょ‼︎柊くん⁉︎」
『大丈夫ですか? 足、痛めてるでしょ?』
「や…はい。あ..でも..。」
救護室に入ると、ゆっくりと私をベッドの上に座らせた。
『あら⁉︎佐藤ちゃんどした⁉︎』
保険医のモモ先生が、ビックリした顔で話しかけてきた。
『モモちゃ〜ん。
足やっちゃったポイ。ははッ。』
モモちゃんは『はぁ。』とため息をついて苦笑いしている。
『佐藤ちゃんは、はしゃぎ過ぎなんだからー。もう。』
あははは。と笑うことしか出来ない。
救護室のドアが開き、陸が慌てて入ってきた。
