
君の笑顔をーー
第49章 不発…
『バカ…。
本気で止まらなくなるだろ?』
陸は片膝を立てながら、頭をクシャとさせて私を見た。
「...でも..途中まで..しちゃったし..
それに...嫌じゃ..ない...ょ...?
私は....陸と....したい...」
自分で言って恥ずかしくなった私は慌ててシーツで顔を隠した。
うわぁぁぁ〜
何言ってんだ⁉︎私は‼︎
自分からこんなこと言って‼︎
絶対引かれる…………
『ククッ。自分で言って恥ずかしがるなよ。』
「ひ.ひ.引くよね⁉︎ 忘れて‼︎」
『嬉しいに決まってんだろ。
お前を抱きたいって思ってるのは俺なんだから。』
シーツからそっと顔を出すと、陸はクシャっと頭を撫でてくれた。
