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君の笑顔をーー

第49章 不発…



陸は大きなため息をつくと、額を抑えうな垂れた。


え⁉︎何⁉︎急にどうしたんだろ…?


陸は私を見ながら、またため息をつくと抱きしめてきた。



「陸?ど.どうしたの?」



『無い。』


「え?何が?」


『ゴム。』


「ゴム?」


『コンドーム。』


「‼︎‼︎‼︎‼︎」


陸がうな垂れてため息をついていたのは、そういうことだったんだ…

あーちゃんがくれたやつ…
陸の家だもんね。


私は陸の耳元で囁いた。


「次までお預けだね♡」


陸はそのままベッドに突っ伏していた。

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