
君の笑顔をーー
第50章 鈍感な私⁉︎
〈あぢィ〜〜〜ッ‼︎‼︎〉と
窓際で風に当たりながら..
プラスチック下敷きで
バッサバサと扇ぐ私。
紗綾は私の机に突っ伏して寝て..る?
『泉、夏休みどうすんの?』
「んぁ?ひたすら涼む!」
『はぁ…。
そんなこと聞いてんじゃねぇよ。』
「え?」
『大会終わるまでは練習あるけど..
花火...行かねぇ?』
「お!イイねぇ♪またみんなで..
『なんでだよ!気づけアホ!』
「は⁉︎アホってな..」
『うはッ‼︎あははははッ‼︎』
私たちの会話を聞いていたのか
紗綾は爆笑しながら起き上がった。
