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『バカ。
他の男の誘いなんか、はっきり断れよ。
お前の隣にいんのは俺だろ。』



「陸…。」



『地元の祭りの日は、
大会あって俺行けねぇしさ。

それでも、俺以外と行くとか
まじで、ありえねぇからな。』



いつもは余裕な態度でいるのに
こうやって妬いてる姿の陸は
全然、余裕がないみたいだった。



「うん。分かってる。
私も陸が隣にいないのは嫌だ。
明日、はっきり断るね！」



陸は頭をクシャっとさせると

『はぁ…。俺ダセェな…。』

と呟やいた。



そんな余裕の無い陸を見て
キュンとしてしまった。