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君の笑顔をーー

第52章 何やってんだよ?



「あの。蒼介くん。
夏祭りは、やっぱ一緒に行けない。」



柊くんの笑っていた顔が
すぐに真顔になっていった。



「..蒼...介..くん?」



いつものコロコロと笑う顔じゃ無い..


〝 男の顔だ… 〟


私は、咄嗟に柊くんから離れた。


柊くんは、私の腕を掴むと体を引き寄せた。


「蒼介くん..やめ..離して!」


離れようと胸板を押し返すけど
柊くんは、私を力強く抱きしめ
離そうとしない。


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