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表裏、一体。

第2章 理由。

正直、人と付き合うということに好奇心もあった。
私だって、もう20才。
これで、誰とも付き合ったことがないなんて、つまらないでしょう?

だけど、人を本気で好きだと思えたことのない私には、自分から告白するなんて、有り得ない話だ。
そこに、ちょうど良く、白内君という人がいて。
ただ、それだけ





というわけでもない。






彼は何か、似ている。
彼も、嫌な人間の部類、だと感じる。
仲間、とでも言うのかな。

だから、そんなあなたを相手に、試してみたくなったのだ。







人に好かれ続けるということを。

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