
表裏、一体。
第4章 友達。
「あーあ……、私も彼氏欲しいなぁー」
当然、友花は立ち去ると思った。
私に敵意を剥き出しにして。
だけど、まだ、ここにいる。
よかった……。
「あの、木下くんとか、どうなったの…?」
全身に神経を張り巡らせながら、会話を続ける。
これは……、
…………どう?
「あー、あいつね。あいつは全然無理。それよりさ、昨日の合コンで…」
友花は、本当によくわからない人だ。
私とは、根本的に異なる人種。
なんで、交友関係の広いこの人が、私なんかに付き纏うのかが不思議でしょうがない。
それは、一生懸命ご機嫌取りに務めてくれる存在を失いたくない気持ちも、わからなくはないけれど…、
何故か………
腑に落ちない。
当然、友花は立ち去ると思った。
私に敵意を剥き出しにして。
だけど、まだ、ここにいる。
よかった……。
「あの、木下くんとか、どうなったの…?」
全身に神経を張り巡らせながら、会話を続ける。
これは……、
…………どう?
「あー、あいつね。あいつは全然無理。それよりさ、昨日の合コンで…」
友花は、本当によくわからない人だ。
私とは、根本的に異なる人種。
なんで、交友関係の広いこの人が、私なんかに付き纏うのかが不思議でしょうがない。
それは、一生懸命ご機嫌取りに務めてくれる存在を失いたくない気持ちも、わからなくはないけれど…、
何故か………
腑に落ちない。
