テキストサイズ

表裏、一体。

第1章 好意。

時計台につくと、もう既に白内くんは待っていた。

「ごめんね!遅くなっちゃった…?」

眉を寄せ上げて、出来るだけ申し訳なさそうに、少しだけ首を傾げてみせる。

「全っ然!!えみちゃんに早く会いたくてさー、授業切り上げてきちゃった!」

「もう、白内くんは上手いなぁー///」

「本当だよー?……で!えーとですね。本日はお日柄も良く…うん、実に良い日で!」

「なぁにー?w」




早く、本題を。
もう、帰りたい。






「ゴホンッ!えーと……。俺と、付き合ってくれませんか?」






は?

俺と付き合ってくれませんか?

サプライズ?

えーと。

サプライズかぁ…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ