
WE ARE へんじん。
第7章 始まり
先輩に連れられて二階に上がると、
廊下のあらゆる所に この別荘の
持ち主の作品の写真が
貼ってあった。
「うわぁ…」
「こっちだ。」
先輩は見とれているわたし達を
苦笑いしながら、手まねいた。
「うわぁ…ステキ!!」
怪物をあしらったランプ、
ファンタジーなキノコの がくぶち。
まるで、お話の世界に迷い込んで
しまったかの様に感じてしまう。
「ステキなのは分かるけど、
俺の話聞いて(笑) まずは....」
先輩は、主に今回のファ研の
ルールを話した。
●防音壁紙使用のため、
大声で話してもOK。
●だから、用事がある時は
ドア付近の内線電話を使う
●時間は3時間。
「という訳で」
『ジャンケン、ポン!!』
