
WE ARE へんじん。
第15章 進展
「って事で、夏にぴったりのコーデの
デザイン画を来週までに
持って来ること。」
「ふぁーい。」
皆、部長の話が終わると
ファッション誌をめくり始める。
意外と真面目なのだ。
「あっ、これよくね?」
「おーイイね。やっぱドットだね」
皆盛り上がっているなか、
岩崎が声をかけてきた。
「ちょっとおいで。」
~多目的教室~
「この教室の名前ウケるよな」
入っていきなり先輩が笑う。
「あのぉ....」
「あれ、まさか本当に
部活の話だと思った?」
「えっ」
....すっかり忘れていた。
「続きしよって言った。」
先輩は拗ねたように言い、
唇を近づけてきた。
「んっ....」
