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お前は俺のxxx

第10章 やっぱり最低‼︎



『なぁ。お前は?』


その様子を黙って見ていた私に、不意に声をかけてきた颯太。

ソファに肩肘をつき、真っ直ぐ見つめられる。


「ぇ..。私は...県外から出て来たから。」


『一人暮らし?』


「そう..だけど。」


『へー。今度、飯食わせろよ。』


「はあ?何で私が‼︎」


『お前の玉子焼き。また食いてぇ。』


小さく囁いた颯太の顔を見て、ドキッと鼓動が跳ねた。


今までの意地悪い笑みでは無く、初めて見る優しい笑顔だったーー

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