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第3章 ドライブ①

「また、カップ麺、ですか?体が、おかしくなります、よ。」

「そんなこというなよ。・・でも、そうだよな。たまにはしっかりした食事にしないといけないな。」

「はい、何か香枝、に、できること、あります、か?」

「そうだな、じゃあそこにいて話し相手になってくれよ。ちゃんと料理するからさ」

「はい、よろこんで」


これでも料理はできるほうだ。
香枝と話をしながらテキパキと料理を作っていく。

できあがっていく料理をみて香枝が嬉しそうにこれはなんですかと聞いてくる。
それに対して、毎回丁寧に教えてあげる。

どういう味なのか、それがどういう食べ物で、どういうジャンルに入るのか。
作りながら教えてあげるのもまた、楽しい時間だ。

明日は蕎麦を食べるし、蕎麦について教えてあげよう。

それから、香枝には帰りがけに、香枝に似合う髪飾りを買ってあげよう。

きっととても似合うはずだ。
なにせ、俺の自慢の彼女なんだから。

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