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あなたに会うために、

第2章 いつもの日常





ばしっ




頭に軽い衝撃を感じて、
はっと体を起こすと、



「おーい、
いい天気で眠くなる気持ちも分かるけど、
先生も眠いの我慢してんだぞー。」





と、苦笑する英語教師がそばに立っていた。





「あ、す、すいません…。」



体がカッと熱くなるのを感じる。
それと同時に周囲からクスクスと
笑う声も聞こえてくる。








「あとちょっとで5限目も終わるから
もう少しで家帰ってゆっくり寝れるんだから
頑張ってくれー?」





そう言いながら教師は黒板の方へ歩いて行った。







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