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あなたに会うために、

第2章 いつもの日常






鋭い声が飛んで来て、
咄嗟にぱっと振り返りと、
そこにはひいおばあちゃんが立っていた。





「ひぃばーちゃん…。」




迷子になっていた暗い森の中で、
知っている人間に会えて嬉しいはずなのに、
初めて聞くひいおばあちゃんの厳しい声に
いたずらが見つかってしまったような、
いたたまれない気持ちになってしまった。













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