月夜に君と待ち合わせ
第3章 ムーンライトサプライズ!
―――「お疲れ様でした〜!」
来た!
俺は――――――…コンビニの影から…ピョコンと顔を出した!
――――「!ひっ―――!」
彼女は、慌ててコンビニに戻ってしまった!
あれ?!
暗くて――――…僕の顔…見えなかったかな?
僕は、やれやれ…失敗した…と…
「おい!
君か?杏(アン)君に付きまとっている…ストーカーってやつは!」
は?こいつ――――…何…
言ってんだ?
「毎日、毎日――――…彼女のシフト時間にあわせて…付きまとって!
杏君はすっかり怯えていたよ!」
俺に訳の解らないことを言うやつは?誰だ?
―――「て…店長…」
「君が、杏君を見ながらニヤニヤしたり…ブツブツ何か言っているのは…
他のスタッフも見ているんだ!
帰り道も―――…後ろをついて歩いてるそうじゃないか!
このままエスカレートしたら!君は、ストーカー法で!犯罪者だぞ!」
だから――――…何を言ってんだ?
「ったく―――…何言ってんだ?ジジイ――――?」
俺は…コンビニの脇に寄せられた大きめな石を掴み…
イカれたジジイの頭を
力一杯―――――…
殴り付けた――――――…