月夜に君と待ち合わせ
第3章 ムーンライトサプライズ!
彼女は、這うように…床を掴みながら僕から距離を取ろうとする…
ど〜した?サプライズは…失敗したけど―――…
「会いにきたよ――――…」
――「いや…いやだ…!来ないで!
私…貴方なんて…知らない!誰よ!あんた!」
よっぽど…変態店長にひどい事されたのか…
彼女は、訳の解らない事を口走る…
――「最近…毎日…毎日―――生きた心地がしない!本当に…やだ!気持ち悪い!」
やれやれ…パニック状態なのかな?
「やだなぁ…僕たち、恋人同士じゃないか。
チンピラから君を守った事だってあるじゃないか〜」
―――「はぁ?チンピラ…から…?」
彼女は、壁に寄りかかりながら…
目を泳がせる―――――…