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夕雲の中学生恋愛日記

第9章 文化祭

本部の人に開けられるドアが何か違うもののような気がする。智也くんが私の手を掴む。そして手を繋いで体育館に入っていく。入ると3年生の『かわいい』っていう声や『似合ってる』って声がいっぱい聞こえてきた。

「夕雲!」

「夏実ちゃん!」

「似合ってるよ、頑張れ!」

「ありがとうございます!」

バスケ部でお世話になった夏実ちゃんに話しかけてもらえた。嬉しかった。そのままステージを登る。そうしてポーズをとる。ポーズは智也くんと私でハートを作る恥ずかしいもの。でもすごく楽しかった。

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