テキストサイズ

夕雲の中学生恋愛日記

第13章 卒業式

今日はいよいよ智也くんの卒業式。少し、寂しかったり悲しかったりするけど、きっと智也くんは嬉しいだろう。

「もう、卒業か。」

「早かった?智也くんの3年。」

「俺は早く感じた。きっと夕雲たちもそう思うよ。」

「そうかな。」

「うん。じゃ、俺は準備があるからこれで。学校から帰ったら家に寄るから。待っといて。」

「わかった。」

今日は卒業式。だけど、私が答えを決める日でもある。きっと私はまちがってはいない。そう思いたい。たとえ、私の答えが智也くんと祥亘を傷付けることになっても。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ