夕雲の中学生恋愛日記
第14章 決意。
静かな空気が部屋の中を巡る。私は言いたくなかった。どちらか片方を傷付けてしまうから。それでも答えを出さなければいけないなら、私は前に進むために答えを出す。
「私は…やっぱり祥亘が好き。ずっと片想いしてきたんだもん。ごめんなさい、智也くん。…私は智也くんを恋愛対象ではなくて、お兄ちゃんとして見てきたの。だから、これからも優しいお兄ちゃんのままでいてください。」
「そっか。じゃ、可愛い俺の妹分泣かすなよ、祥亘。」
「わかってるよ」
智也くんは優しいから絶対に自分の愚痴は言わない。人の愚痴を聞いてばかりで辛いと思う。私は智也くんに無理をしてほしくない。私のもう一人のお兄ちゃんだから。
「私は…やっぱり祥亘が好き。ずっと片想いしてきたんだもん。ごめんなさい、智也くん。…私は智也くんを恋愛対象ではなくて、お兄ちゃんとして見てきたの。だから、これからも優しいお兄ちゃんのままでいてください。」
「そっか。じゃ、可愛い俺の妹分泣かすなよ、祥亘。」
「わかってるよ」
智也くんは優しいから絶対に自分の愚痴は言わない。人の愚痴を聞いてばかりで辛いと思う。私は智也くんに無理をしてほしくない。私のもう一人のお兄ちゃんだから。