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陽だまりの空

第6章 気持ち


「夏那!!」


いろんな電車を乗り継いで、やっと付いた。



電車に乗っている間も翼は私の手を握っていた。


「つ・・・ば・・さ・・」




「何してんだ、このバカ!」


翼が夏那さんの頬をつねる。



「ごめんなさい・・」



あ、この光景は見てられない。




「夏那・・・」


翼がそう呼ぶ声も嫌になってくる。





「俺ら、別れようか。」


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