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陽だまりの空

第2章 彼

「きゃああーーーー!翼先パーイ!」

朝から甲高い叫び声が校門から聞こえる。

大人数の女子達に囲まれて登校してきたのは
私の幼なじみ、翼。

もう分かると思うけど、翼はモテる。


おまけにスポーツ万能で

成績優秀だからさっきみたいな悲鳴は日常茶飯事。



「翼のどこがいいんだか」

「俺が何だって?」

後ろから聞き覚えのある声が聞こえる。

「わっ、翼」

う~、まわりからの視線が、、。


「で?何?」

周りの視線に気づいてない翼は

私の反応にキョトンとしている。


いつも学校で話しかけないでっていってるのに~~~!











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