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陽だまりの空

第2章 彼

「私って、そんなに分かりやすいのかな??」

結構頑張って隠してた方だもん、、。

「「だいぶね」」

2人が声を揃えて言う。

いつからバレてたんだろう、恥ずかしすぎるじゃん、、。

「愛羅、あれは大丈夫なの?」


琴痢が指を指したほうには取り巻きに囲まれた翼。
いつも通りの光景だった。


「あれは、いつものことじゃん。」

見飽きた光景に動揺も何も感じない。

「わかんねぇの?」


なんだ?と思いながら彼女たちの会話をきいた。


『きゃぁあっ!翼センパイ!!』


『ちょーかっこいいっ!!』


『センパイ!付き合って下さい!』

いつも通りの黄色い歓声。

「えっと、ごめんね」

それに答えるいつもの返事。


ホッ




ってなに私ホッとしてるのっ。

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