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曖昧☆Bboys

第12章 揺れる恋心

バンド辞めるってなによっ!


彰吾からそれ取ったら何が残るの?


何があったの?


どうしたのよっ!


私は急に心配で一杯になって、霧人の事が頭から吹っ飛んだ。


仕事中もそれが気になって気になって捗らないくらいだった。


定時きっかりに仕事を終え、足早に家に帰る。


彰吾はバイトで、私より一時間程後に帰宅した。


私達はいつも通り夕飯を一緒に食べている。


恋人とはいえ、一緒に暮らしてしまっていると日常は気持ちとは別に滞りなく済ましてしまう。


複雑な心境を顔には出さず過ごす。


もしかして結婚ってこんなふうなのかなあと感じた。















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