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曖昧☆Bboys

第16章 気分を変えよう

カットされている最中、渡された雑誌をペラペラと見ていると、特集記事に『二股女子は意外と多い』という文字を発見した。


私は思わず捲る手が止まり、その記事を真剣に読み始めた。


「美咲さん、もしかして恋のお悩み?」


屈んで耳元で言われドキッとした。


「はは...そんな感じです。だからイメチェンちょうどしたいなあって思ってました」


「そっか~
私これでも40なんですよ~
かなり大人なんで男心は分かってるつもりです。
良かったら相談に乗りますよ~」


手先は器用に髪を切りながら、鏡越しにまたニコッとされた。



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