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曖昧☆Bboys

第17章 甘くて切ないドライブ


...霧人side...

車中はヒーターでかなり暖かかった。


フロントガラスにはコンテナを積む大型の船が夜の海の中をイルミネーションのように光らせ漂っている。


工場の光も緑や赤に光っていて俺はこの幻想的な夜の港が好きだった。


美咲は真っ直ぐ前を向いたまま横顔に緊張が伺えた。


何か言葉を発しても全てが言い訳になるような気がして言葉が見つからずただ黙って海を眺めていた。





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