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曖昧☆Bboys

第24章 大人の魅力

「でも、真面目にさ、少しは人に話すと楽になるだろ?」


確かにそう言われてみれば胸の中の重みが少し軽くなっていた。


大人な紅林さんに感謝だ。


「さて、送って行くからそろそろ帰ろう」


「まだ、早いですから一人で帰れます」


ここに来てまだ二時間も経っていない。


時計はまだ10時前だった。


「そういうわけには行かないよ。なんかあったら大変だ。せめてタクシーに乗せないと安心できない」


そう言って立ち上がる。


会計を済ませ、外に出ると本当に直ぐ、タクシーを拾ってくれた。


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