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曖昧☆Bboys

第25章 ビターな二人

もしかして、俺嫌われた?


そんな不安を煽るようにラジオから切ない曲が流れている。


「バレンタインが近いってのに、この曲はないようなあ~」


「はは...本当だ」


思わず口に出してしまったが、美咲はやっと笑ってくれた。


「チョコレート持ってきたよ」


「マジで?かなり嬉しい」


「クリスマスプレゼントあげれなかったし」


お返しチョコか?


微妙だな。


浮かれたのは一瞬だった。

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