テキストサイズ

曖昧☆Bboys

第27章 本来の姿

「ねえ、カエ一人で飲むのつまんない。霧人さんも飲んでよ」


「カエちゃんのおごり?」


「ん~、そうだなあ~じゃあ今日はカエのおごり!」


「ありがとうございます」


そこだけはしっかり礼を述べ、グラスにロックアイスを入れウォッカを注いだ。


「いただきます」


「は~い」


カエと二人で乾杯を交わし、どうでもいい会話に作り笑顔で答える。


ここではそれが日常茶飯事。


ここではそれが仕事だった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ