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曖昧☆Bboys

第27章 本来の姿

俺のグラスが三杯目くらいになるとかなり酔いが回ってきた。


カエもすでに崩れた潤んだ眼をしていた。


「もう直ぐ春だよね~」


「そうだね、少しは寒さが和らいできたよね」


こういう話ほどくだらないものはない。


とうんざりしていたら、カエの指先がブラウスのボタンを三つも開けた。


「カエの頭の中も春がきたみたい」


「なにそれ?誘ってるの?」


「うん、誘ってる」


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