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曖昧☆Bboys

第27章 本来の姿

酔ってだらしない顔なのに唇だけ妙に薄笑いを浮かべている。


なにが緊張するだよ。


これはカエの策略だ。


そう、分かっているのに...


「OK、店閉めよう」


そうい言っている自分がいた。


そう、これが本来の俺の姿。


来るもの拒まず去るもの追わず...


残りのグラスのウォッカをグイッと飲み干し、残ったアイスをシンクに捨てた。


ガラガラとステンレスをアイスが叩き、排水溝に流れていった。




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