テキストサイズ

曖昧☆Bboys

第28章 君の事

「紹介したわけじゃないんだけど、私がライブに付き合わせなきゃ彼とは出会わなかったでしょう~。
だからなんとなく責任感じちゃうんだよね~」


亜紀ちゃんはまだ話を続けていたが、俺は美咲の全てが見えた気がして右から左に話は流れていった。


「ねえ、ちょっと霧人さん聞いてる?」


「あっ、ああ、聞いてるよ。気にする事はないんじゃない?」


それでもこの仕事をしているとうわの空でも意外と応える事ができる。


「うん、亜紀ちゃんのせいじゃないよ」


話を聞いていた智也君も亜紀ちゃんを慰めた。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ