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曖昧☆Bboys

第28章 君の事

俺は少し可笑しくなって笑いそうになった。


それを隠したくて、亜紀ちゃんと智也君から離れシンクの前に移動した。


少しの洗い物のグラスをひたすら洗う。


俯いたまま堪えられない笑いをクスクスと肩で笑う。


すると鼻の奥がつんとしてきた。


自分のバカな恋心に泣けてくる。


なんであの日気づかなかったんだろう。






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