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曖昧☆Bboys

第31章 愛に甘えて

煙草の火を消し、ペットボトルに入った、ミネラルウォーターを喉を鳴らし飲んだ。


「私にも頂戴」


美咲がモノ欲しそうな顔をしている。


俺は黙ってミネラルウォーターを口に含み、美咲の口にそれを移した。


美咲が口端から少し漏らしながらもゴクゴクと飲む。


「もっと欲しい?」


「うん、もっと」


二三度、口移しで飲ませてやるとひんやりとした美咲の口内に俺の舌を滑り込ませる。


美咲の冷たい口内が心地よい。

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