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曖昧☆Bboys

第32章 私の望み

「あったかいのがいいかな?」


紅林さんはメニューを広げて私に見せる。


「はい、温かいかフェラテをお願いします」


「了解、」


紅林さんはすぐさま手を上げ店員を呼び寄せカファラテとコーヒーを注文した。


「久しぶりだね、また髪が伸びちゃってる」


伸ばしっ放しの髪をタオルで拭く私を見てクスリと笑った。


「すみません、忙しくて...それに結局長い方が束ねて楽なんですよね」


「まあ、たしかにね。しかしよほど忙しいんだね。僕にも全く連絡してこない」


そんな事を言うくせにクスリとまた笑っている。








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