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曖昧☆Bboys

第33章 チャンスは逃すな

「君をビッグにしてみせる」


嬉しさと驚きで、言葉が出ない。


ただ、名刺の文字を食い入るように見つめていた。


「どう?」


「お、お願いしますっ」


慌てて深々と頭を下げる。


「この後、少し話そうか」


「はいっ!喜んで!」


居酒屋の店員より威勢の良い声で返事をした。


「終わったら、裏に書いてある番号に連絡してよ」


「はいっ、必ずしますっ」


俺はもう一度腰を折り頭を下げた。






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