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曖昧☆Bboys

第34章 図書館デート

なんとなくそちらに足が向く。


窓からは小さな噴水と青々とした芝生の広場があり、小さな子供を連れた家族がたのしそうに遊んでいた。


ほのぼのとした光景に目を細めて眺めていた。


「子供可愛いね」


いきなり彰吾が後ろからやってきて耳元で囁いた。


「やだ、ビックリした。寝てたんじゃないの?」


「一人じゃ眠れない」


「彰吾が本読めって言ったんじゃない」


「そうだけど、美咲ちゃんがいないと落ち着かない」


久しぶりに甘えた事を言われ嬉しくなった。




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