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曖昧☆Bboys

第38章 男同士

キィーっと音を立てながらその扉を開けるとカウンターには俺を待っている知ってる顔があってホッとした。


しかし小さなBERだ。


カウンターしかないその店には一番奥に女性の客が一人だけだった。


「お〜、いっらしゃい、迷わなかった?」


「はい、大丈夫です」


「悪いね、こんな所で打ち合わせになっちゃって」


「いえ、俺も夜しか今は空いてないし」


「適当に座って」


「はい」


一番手前のスツールに手を掛け腰を下ろす。


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