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曖昧☆Bboys

第39章 霧人とのサヨナラ

「何飲む?」


「ううん、ホントにちょっと話があって...」


「わかった、ちょっと表出ようか」


「うん、できるなら」


霧人はエプロンを外し、一番奥の女性に声を掛けた。


「ちょっとだけよろしく」


カウンターから出て店の外へ私と一緒に出てくれた。


エレベーターの前の階段の踊り場まで移動し、ニコリといつもの笑みを見せた。


「どしたの?」


「本当はゆっくり話したかったんだけど押しかけちゃってごめん。気持ち変わりたくなかったし」


私の表情の霧人は読み取って顔つきが変わった。


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