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曖昧☆Bboys

第39章 霧人とのサヨナラ

その時スマホが突然鳴り出した。


慌てて立ち上がりスマホをバッグから出した。


彰吾だ!


「あ、もしもし?」


「美咲ちゃん、さっきメールしたじゃん、どこにいるの?」


「あ、気づかなかった。ちょっと買い物してた」


これが最後の嘘になるはず。


「俺、もう家だから。お腹空いた。早く帰ってきてよ」


「今すぐ帰るから」


私達の関係は何も変わらない。


変わらないけど私はこれを選んだ。


間違ってないよ...うん。


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