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曖昧☆Bboys

第39章 霧人とのサヨナラ

電話を切ると履歴画面が出た。


霧人の名前がそこにはあった。


消さなきゃ...


霧人の連絡先を開いて数秒眺めた。


大きく息を呑み、削除をタップした。


帰ろう。


彰吾が待っている。


エレベーターを使わず、駆け足で階段を下りて家に向かった。


霧人との別れの時間は自分が思うよりあっけないものだった。







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